大阪ハンティングアカデミー入校式(4/22)

昨日22日土曜日、大阪ハンティングアカデミーの入校式があったので桜ノ宮駅近くの林業事務所に行ってきた。

本講座は大阪府猟友会が主催するもので、我々ひよっこ新人ハンターに老練な先輩猟師が一年間みっちり技術指導を行うことで、スルっと技術を引き継がせちゃおうという趣旨のものだ。第一期が去年開かれており、今年はそれを受けての二期目となる。

 

よく板前さんなんかでは、実際にお客を前に握るようになるまで〇年間の一見無関係そうな修行をさせられる~、みたいな話を聞く。

寿司屋さんの事情はよくは知らないし深掘するつもりはない。もしかしたらそれが適切な場合もあるのかもしれない。猟師の間でも良くも悪くも先輩後輩の関係性は強く狩場では獣以前に人間間の熾烈なナワバリバトルが行われ、新参者は中々おいそれとは参加しづらいという話をチラホラ聞く。

私は自他ともに認める文科系畑で育った萎びたモヤシ野郎である。当然体育会的なホモソーシャルな関係は避けられるなら避けたいと思っている。受講料(カネ)を払って講座を受け、手っ取り早く技術と猟場のコネクションを得るこのような催しは非常にありがたいのだ。

(実際、新人ハンターが辞める理由として、先輩猟師とのトラブル(ナワバリ侵犯など)が大きいのではないだろうか、、おそらく猟友会の狙いにはディスコミュニケーションによる脱落者を未然に防ぎ、高齢化進む猟師から狩場を引き継がせるための場として利用することも多分に含まれているのではないかと思う)

 

講座の内容については公式ページ(http://www.ryoyu-kai.or.jp/topics/topics_06.html)に詳しいが、概要だけ触れると期間は5月から翌年2月に跨り前半は狩猟に関する専門知識についての座学、後半は実際に狩場に赴いての銃・猟犬の取り扱いやその後の解体作業など実習となる。費用は年間通じて4万円(+銃弾の費用や泊りがけの猟の場合は宿泊費など必要に応じて)。

スケジュールを見たところ座学の方は同じ内容の講義が複数回に渡って開催されるため、わりかし社会人にも受講しやすいよう配慮がされているように感じた。とはいえ、興味はやはり後半の実習に向いてしまう。

猟犬・猟具の取り扱いも興味深いが、特に解体実習において講師の方が肉に獲物の血を一滴もつけない卓越した技術をお持ちとのことで将来的に肉を商用利用するためとする際かなりタメになりそうなので今から受講が非常に楽しみだ。

 

入校式では、大阪府猟友会の顧問でもある京大農学博士の高柳先生による狩猟の社会的意義に関する講演が行われた。京大なのに何故大阪府の?と思ったが、曰く大阪府猟友会は適切な駆除による環境保全や食肉利用など公益性を目的とした開かれた団体であり理念に共感したためこちらの顧問をなさっているとのことだ。

実態は分からないけれどたしかにわざわざ講座を設け技術継承を試みようとする辺り、少なくとも閉鎖的なイメージを払拭しようと努力はしているのが伺える。この辺りは今後のレビューでも触れることになると思う。

 

ほか、参加者構成としては全体51名のうち男女比9:1くらいで年齢は意外と若く30半ば~40代くらいがメイン。比率こそ低いものの30歳そこそこくらいの女性も参加しておりそういう意味では門扉はわりと広そうに感じた。

とりあえずはこんなところか。5月から始まる講義を受けて続きを書いていこうと思う。